<dialog>の解説|クロノドライブのHTML5辞典

<dialog>

対応ブラウザ Chrome(Canary) Safari 6
タグの分類 フロー・コンテンツ
セクショニング・ルート
含められるもの フロー・コンテンツ
使える場所 フロー・コンテンツを使える場所
用例 <dialog id="dialog">
<p>ダイアログボックスの表示</p>
<form method="dialog">
<button type="submit" value="ok">OK</button>
</form>
</dialog>

<dialog>とは

「dialog」とは、Webアプリケーションでダイアログボックスを表すためのタグです。スクリプトと合わせて使われます。

現在<dialog>をサポートしている主要なブラウザはありません。そのため、HTML5の勧告候補では「at risk(勧告までに削除される可能性のある項目)」となっており、策定/勧告は更に次のバージョンとなるHTML5.1へ先送りにされるかもしれません。<dialog>はChromeの開発版であるCanary buildで試すことができます。

open属性が指定された場合にダイアログボックスが表示され、ユーザからの入力を受け付けます。open属性が指定されていない場合は表示されません。

以前のHTML5の草案で、同じ<dialog>という名前の要素が会話をマークアップするためのものとして提案されたことがありました。これはト書きや、会話にナレーションを添えるような表現ができないなど、会話全般を扱うことができないことが問題となって草案から削除されました。現在の<dialog>はそれとは全く別のものとして提案されています。
現在のところHTML5に会話をマークアップするための特別のタグはありませんが、単純な会話をマークアップしたい場合は<p>を使うといいでしょう。ゲームに出てくるような選択肢を伴う会話文については、<dl>などのリスト要素で選択肢をマークアップするといいでしょう。